約 1,967,270 件
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/pages/52.html
もう随分と見慣れた部屋。 垂髪の部屋。 …部屋、と言うよりこの場合は家か。 学校からの帰り、いつものように上がりこむ。 他人の家ながら、やけに居心地が良いのは何故だろうか。 いや、他人と言うか恋人なんだけども。 部屋の真ん中に置かれた小さなちゃぶ台。 その上に先ほどコンビニで買ってきたお菓子やらジュースやらを広げられている。 ち「……で、さあ…○○、聞いてる?」 主「はいはい、聞いてますよ」 ち「むー…!」 他愛のないお喋り。 そんな小さなことで向きになる可愛い彼女。 主「で、何だって?」 ち「あー、ほら!やっぱり聞いてなーい!」 主「悪かったって」 ち「うう…今日だって学校で私放って上城さんと仲良くしてたくせにぃー!」 主「…だって、話しかけてきてくれたんだから無視するわけにはいかないじゃん」 ち「むう、だーけーどぉー…」 主「それにさ、白雪って…なんかクラスに溶け込めてないじゃん…だから、さ」 ち「……………」 主「…垂髪?」 ち「…そんなの、自業自得なのに」 ふいに、少しだけ垂髪の雰囲気が変わった気がした。 主「垂髪…それって………」 ち「……………」 主「…なあ」 ち「○○に付け入る隙があるから…」 主「は?」 ち「○○が優しすぎるから、付け入る隙があるんだって!自業自得だよっ!」 主「……………」 ち「……………」 主「…お前、自業自得って、意味…っていうか、ニュアンス少し違くないか?」 ち「へ?嘘っ!?」 主「ホントだ、ホント。もっと勉強しろ」 ち「うーん、じゃ、因果応報?」 主「いや、もっと遠くなった気がする」 ち「てへ」 主「だから笑って誤魔化すなって!」 ち「ははっ!…でもさ、自業自得とか、因果応報とか………そういうことは本当にあるんだよ」 主「うん?」 ち「だって神様が見てるから」 主「神様…ねえ………」 ち「そう!良いことすればしただけ良いことが返ってくるし、悪いことしたらそれだけ悪いことが返ってくるんだから!」 主「なるほど…」 ち「だーかーら、○○もちゃーんと私を愛してね!あたしもその分ちゃーんと○○を愛したげるから!」 主「ぷっ、…ははっ、そうだな」 無邪気に笑う彼女。 自然とこっちまで笑顔になれる。 ち「…あのさ、○○って、家…厳しい方?」 主「家?いやー…そんなに厳しくはないと思うけど…どっちかって言えば放任主義だし」 ち「ふーん、そっか………へへへ」 主「…なんだよ、気持ち悪いな」 ち「むっ!それが可愛い可愛い彼女様にむかって言うセリフか!」 主「自分で様付けすんな」 ち「あははっ!…でも可愛いに突っ込まなかったってこーとーはー…」 主「………その期待したような目は何だ」 ち「へへー、○○大好きー!」 主「ぅわっ!」 ガンッ 一気に抱きつかれバランスを崩す。 まるで垂髪に押し倒される形となった。 しかし今の俺には感触を楽しむ余裕も、嬉しいと思う余裕もない。 俺の後ろは壁。 ………思いっきり後頭部を撃った。 主「っ―――――………」 ち「ありゃま、良い音したねー…」 主「うーなーいー…!」 ち「ご、ごめんちゃい…」 主「…ったく」 ち「へへへ、ホントごめんねー…良いこと思いついちゃったからつい!」 主「つい、で人にケガさせんな!…で、良いことって?」 ち「ふふふー」 主「なんだよ、勿体ぶんなって!」 ち「○○!あたしと同棲しよっ!!」 ………………。 …………。 …!? 主「は?」 一瞬、呆けてしまった。 いやいやいや、聞き間違いかもしれん。 主「今…なんて…」 ち「だーかーらー、同棲!」 主「……同棲?」 ち「うん、そう」 このお姉さんは…突然何を仰るのやら。 主「ちょっと、待てよ、落ち着いて考えろ」 ち「うん?」 主「同棲だぞ?一緒に住むんだぞ?」 ち「もー、○○ったらー!それくらいあたしでも意味分かってるってー!」 主「なんで、突然……」 ち「だって…」 主「だって?」 ち「だって、○○…学校だと上城さんと話してばっかじゃん!」 主「そ、それは………」 ち「でもね、あたしだってもっと○○と話したい!一緒にいたい!上城さんよりも、誰よりも!」 主「……………」 そう言われて悪い気はしない。 する訳がない。 仮にも俺の彼女。 好きな人の言葉だ。 これだけ思われているのは、幸せなんだろう。 でも… 主「でも、さ…同棲って………まだ、高校生なわけだし…………」 ち「○○はあたしのこと嫌い?」 主「そんなことない、けど…」 ち「だったら良いじゃない、ね?」 主「あー………」 ち「ね?」 キラキラとした、何かをねだるような目。 ダメだ、俺、この目には弱い気がする……… ぐい、と身体ごと乗り出すように見つめてくる。 身体と身体が密着する。 …これは、もう色仕掛けでといっても良いんじゃないだろうか。 ち「ねぇ、○○……」 主「ちょ、ちょっと待てよ、でもさ、同棲ってなると、垂髪んとこの両親にだって了承とかいるだろうし…」 ち「………………」 主「な?」 その言葉に押し黙る垂髪。 納得…してくれたのだろうか。 しばらくの沈黙のあと、ゆっくりと口を開いた。 ち「………いない、から」 主「え?」 ち「あたし、親なんて…いないから…………」 主「…あ…………」 思いもよらない返答。 ち「……………」 主「ごめん、知らなかった…………」 雰囲気に…その重い沈黙に圧倒され、小さく謝る。 ち「………ううん」 主「………………」 ち「突然、さ、こんなこと言われても、困る、よね………」 主「………………」 ち「ごめん…………」 主「…ううん」 ち「困らせて…ごめん」 主「ううん」 ち「我侭な女だって…思った、よね………」 主「…そんなこと、ない」 ち「………あたし、寂しかったんだと、思う」 主「…うん」 ち「言い訳じゃないんだけどね…あたし、本当に、○○のこと、好きだから…」 主「うん……」 ち「だから、本当に、1分でも、1秒でも長く………一緒にいたいの」 主「うん…」 手を伸ばせば届く、その距離にある身体を思わず抱きしめた。 柔らかく、暖かい。 垂髪が、今みたいに弱いところを見せたのは、初めての気がする。 不謹慎かもしれないけれど、それが何故だか無性に嬉しく感じた。 多分この瞬間、俺の中で覚悟が決まった。
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/pages/76.html
【主人公家、朝】 チュンチュン‥―――――― 主「ん‥」 目をあけると、一気に眩しい世界が飛び込んでくる。 まばゆい光。でも決して、嫌にはならない光。 柔らかく降り注いでいた、いつかの月明かりに似ている。 ……ここはどこだ?―――― 現実にまだ到達できていない脳を無理やり連れてこようとする。 視界の先を見ながらボーっと考える。 ええっと……… 主「……………」 そこには、見慣れた真っ白な天井があった。 何のツッコミを入れるまでもない、ごく普通の天井だ。 けど今の俺にとっては、なんとなく綺麗過ぎる気がする。 ……寝返りをうつ。 そこには自分の匂いがする枕、布団があった。 一人分のスペースしかない、でも決して狭くはない布団だ。 そして部屋の隅々を見渡すと、そこには机があって、椅子があった。 役に立つことはあまりないが、それでも格好だけはつくような形になっている。 さらに、壁を照らしている光の先を辿ると、そこには窓があった。 これによって部屋全体がぼんやりと明るい。 もう、幾度となく眺めた光景が広がっている。 ……何の変哲もない、俺の部屋が。 そう…… おれのへや。 俺の部屋。 ―――俺の、部屋。 俺の部屋は、ここなのだろうか。 ここのはずだ。 この土地に越してきてからずっと寝起きしてきた、俺の部屋に違いない。 なのに、どうもしっくりこないのはなぜだろう。 なんだ?この微妙な違和感は…… ―――……空虚感。 ……そんな感じ。 そうか、何かが足りないんだ。 ……何が足りない? 主「………………」 ……わかった。あれか。 ちゃぶ台。 うたた寝したり、鍋をつっつき合ったりした、あのちゃぶ台。 それと、あれだ。 加湿器。 妙にレトロなデザインの、一日中付けっぱなしの、あの加湿器。 ………いや、それだけじゃない。原因は他にもある。 俺の知る部屋は、こんなに真っ白な天井じゃなかった。 それに、こんな立派なベッドなんかもない。 本棚もないし、勉強机なんてもってのほかだし。 窓は無駄にデカいし……… こことは、まるっきり違うな。違いすぎる。 つか、それだけ合致点がないんだから、違和感があるのも当然か…… ……うん。そうだ、それだ。 俺に必要なものが何一つ足りてないから、こんなに落ち着かない。 主「ん………」 …………それだけか? まだ何か、重要なもんが足りない気がする。 …………………………… …………… 足りないもの ………………… ………… ようやく意識がはっきりしてきた。 主「さむっ…」 感覚器官がようやくお目覚めのようだ。 ボーっとする頭を振り払って身体を起こす。 今日も、今日という日が始まろうとしている。 主「‥いってきまーす」 ガチャ 主「お…」 外に出たとたん、冷気が身にしみる。 ポケットに手を突っ込んで覚悟を決め、第一歩を踏み出す。 すっかり色あせた木の葉がカラカラと地面を転がっていく。 …顔に吹きつける冷風が痛くて顔をしかめる。 だがそんな俺にもお構いなしで、風は容赦なく向かって来る。 負けるものかと、それを切り開いて突き進むように前進していく。 道端の雑草は霜に覆われ、冬眠しているかのごとくピクリとも動かない。 そういや昨日は雨でも降ったのだろうか?‥‥ 心なしか路上が湿っている気がする。 所々でその水滴が凍ってあたりは透き通った乳白色に染まり、 銀世界とまではいかないが、そういう雰囲気のフィールドが広がっていた。 小走りで通り過ぎながらそれらを流し目で見る。 横断歩道の信号待ちは一番辛い。 足を止めていると、頭からつま先まで凍えてくる。 かじかむ手も擦り合わせているだけじゃ間に合わない。 歩いてようやく温めた体温が、これにて一気に消耗している気がする。 せめて足踏みをしながら気を紛らわしていると、すぐ横に水溜りがあるのに気付く。 凍結した大きな水溜りは淵の所から真ん中まで亀裂が入っており、 まるで氷さえもこの寒さが身に応えているように見えた。 主「‥っくしゅッ!」 もうもはや、寒いとかいう域をとおり越して何か別の感覚がわいてきそうだ。 現に、手の感覚はもうない。 寒いのつぎはなんだ……暑い、か?いや、熱い? どっちにしろ同じか。 ……どっちにしろ、逆の感覚しか想像ができん。 ……………。 考えてみれば不思議だ。 ほんの少し前までは、ここも熱を持ったアスファルトで逃げ水が見えていたくらいなのに、 今じゃ冷え切ってコチコチに凍っていて。青々茂っていた街路樹も丸裸だ。 ほんの数ヶ月前までシャツ一枚で外に出ていたのにな。 ……今は考えただけでも鳥肌が立つほど寒い。 12月………か……… 経過してみれば早いもんだ。 夏なんてあっという間に過ぎていったし、秋なんてもっとあっという間だった。 この調子でいくと冬は流れ星程度なんだろうか…… それはそれで、別にどうってこともないんだけど。 ………つーことは、……… あれからもう3ヶ月経ったのか…… 想いを伝えられた、あの日から―――― もう、3ヶ月。 色々なことがあったようでなかったようで。 主「……………」 記憶をぼんやりとなぞる。 まぁ……… それなりに濃密だった。 腹の底から笑ったりもしたし、泣いたりもした。 ほんの数ヶ月前までは知る由も無かった、この3ヶ月間の全てのこと。 ほんの数ヶ月前。 全てが変わる前。 まだ、何の感情も湧かなかった日々。 まだ、アイツのことを何一つ知らなかった日々。 主「……………」 けど俺は、そんな幸せで不甲斐ない世界には、帰りたいと思わない。 主「はぁ……」 白い息が舞い上がる。 灰色で重たい雲が空を覆いつくしている。 また雨でも降るのだろうか。 ま、振っても振らなくても、どっちでもいい。 振らなかったとしたらそれはそれでラッキーだし、振ったとしてもそれはそれでラッキーだ。 とりあえず言えることは一つ―――傘はあえて持っていかない。 ……俺には必要のないものだから。 【教室】 キーンコーンカーン 青「はいはい。みんな、ちゃんと席に着いて」 「えーでは、始めます。今年最後のHRですから、しっかり聞いてくださいね」 まことしやかに行われた終業式の一部始終も全て適当に聞き流した後、 あくびでもしながら担任の話に耳を傾けるフリをする。 今年最後の、か―――― 最後って聞くと、それまで大して興味もなかったものでも急に愛おしく思えたりするものだ。 ……………… 頬杖をついて話を流し聞きしながら、隣の席にちらっと目をやる。 小綺麗に整えられた、ただの机と椅子が置いてある。 さして入り込んだ説明も必要ない、ただの机と椅子。 それは、俺にとってもの凄く特別な一式であるはずの物。 しかし今のそれらは他の席と大して変わらない、または他と同じ、といえるくらいの自然さでそこに佇んでいる。 ……実にアイツらしくない。 普段のアイツの席は、不在の時でもかまわず散らかしっぱなしだ。 散らかっていて初めて、アイツの席という基礎が成り立つ。 片付けという言葉に一切無縁なのがアイツである。 まともに開いたことのないまっさらな教科書とか、体育シューズ、 硬式テニス用のラケット、ボール、部の連中からパクッてきたスポーツ雑誌、 ミント味チョコレートの箱、キャップを付けずに放置したせいでインクがからっからに乾いたカラーペン、 そして内職用の缶々と桃色マイはさみ…… とまあ、こういったものが常に、机上やら床やらとにかくそこ周辺にバラバラと無造作に置かれてあるわけだ。 それに加え、うとうとしながら書き殴った英語の和訳ノートは開きっぱなしだしな。 そういや、体操着やら下着やらが脱ぎ散らかしてあったこともあったっけ。 ちっとは男子に気ぃ使えよな……とくに俺には…… それと……そうそう、配布されたプリントが他の席の足元に占領していたりすることも忘れてはいけない。 もちろん俺の席に一番被害が及んだわけだが…… けど、それに対して迷惑したことなんて一度もなかったし別に良い。 ……しかし、な…… これだけ整頓された机じゃ、文句の付けようが一つもないな。 これだけ綺麗だと逆に……物足りないっつーか寂しいっつーか…… まぁ、アイツが綺麗好きで人並みの羞恥心を持っているとするならば、今の状態をさほど気にする必要もなかろう。 ……けどさ。 そんなのは、決定的にアイツじゃないわけで。 そんな一面を持っているアイツなんか見たくないね。 人目を気にするようなアイツなんか。 ‥‥そうさ。 いつもありのままのアイツだったから、俺は―――― ……ったく……… 今や机の落書き一つ残っていやしない。 協調性を保とうとしたのか、はたまた見るに耐えないと思ったのか。 誰かは知らんがおそらくはこのクラスの奴が、余計な世話を焼いてくれたせいで…… ステータスだったあの缶々もはさみも‥‥今じゃ引き出しに出張中なんだぞ。 ありえねー。 こんなのアイツの席なんかじゃないね。 アイツの席のフリをして頑張ってるけど、残念ながら全く似ていないダミーだ。 無性に悔しいよ俺は……おまえの汚い机がこんなヘンテコな机になっちまって――――― 主「…………」 鼻から小さいため息が出て、そのままの姿勢で視線だけ窓にいった。 教室内には暖房がきいているせいで窓は水滴で白く曇っている。 おもむろに人差し指がむく。 キュッ――― とくに意識したわけではなかった。 ―――中が空洞になっている、小さな円。 それだけ描いてぼんやり眺める。 白いガラスにぽっかりと浮かぶ、透明の輪っか。 ――――ち『……失くさないでほしいな。できたら……ずっと持っててほしい』 ずっと………か………… その言葉に含まれる意味が何なのか、俺にはわからない。 ……いや、わかりたくなかった。 そんな大それたことを受け入れるには、俺にはまだ未熟すぎる。 そう思って――― わずかな隙間を覗くと、風で木の枝が寂しく震えているのが遠くに見える。 空模様は相変わらずのようで、今にも水が降ってきそうな雰囲気だ。 きっと夕方には雨粒が矢のように降り注ぐのだろう。 いつかのあの日のように。 いつかの、アイツと横切った海岸通りが懐かしく感じた。
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/pages/113.html
【教室、ロングホームルーム】 2学期が始まってすぐのLHR。 1時間目のこの時間帯は、ついこの前までならまだ寝ていたはずだ。 主「ふぁあ~………」 ………眠い。 これが夏休みボケというやつなのか…… 特に隠すこともせずに豪快に欠伸をすると、頬杖をついて窓の外を眺めた。 空は相変わらず太陽が輝いている。 日差しが眩しい。 まだ夏休みから変わらずの暑さが続いている。 これならまだ後1ヶ月くらい夏休みがあっても良いだろうに……… そんなことをボーっと考えているうちにも、どんどんと先生の話は進んでいく。 礼「えー……では、新学期の始まりと言うこともあり、今から席替えをします」 “席替え” その言葉にクラス中が反応する。 えーだの、おーだの歓声とも悲鳴とも取れる小さな呟きがあちらこちらで聞こえた。 もちろんその言葉に俺の意識も先生の方へと集中する。 礼「それでは委員長さんお願いします」 暁「はい!」 呼ばれて暁子ちゃんと日向が教壇へと出て行く。 手に箱を持っている。 暁「それでは、順番にクジを引いてって下さーい!」 日「黒板に席順を書いておくから、引いた人から移動もお願いします」 そういうと日向は黒板に座席表を書き出した。 それぞれバラバラに番号がふってある。 生徒達は立ち上がると順番にクジを引き始めた。 白「……あの、○○くん、」 ふと、隣の席から話しかけられる。 主「ん?何だ?」 白「席替え…ですね」 主「そうみたいだな、まあ新学期だしな」 白「うちの学校、席替えは1学期に1回づつあるんですよ」 主「へぇ、そうなのか」 白「離れちゃいますね…席………」 少し悲しそうに俯く白雪。 主「あー…そうなるかもなあ………」 白「白雪は…席替えなんてしたくないです……」 主「白雪…」 白「○○くんもそう思わないですか?」 主「え、俺?俺は……」 ①そう思う ②そう思わない(正解(ここでは好感度は上がらないが、この次の質問へ進める)) ①そう思う 主「俺も席替えしたくないな」 白「ですよね!」 主「ああ、何だかんだ言ってこの席、位置も悪くないし、何より白雪が隣だからな」 白「白雪…○○くんと離れるの、寂しいです………」 主「そうだなー…でもこればっかりなはあ………」 白「……………」 主「……まあ、でもまだ離れると決まったわけじゃないけどな」 白「え?なんでですか??」 主「運が良けりゃ、また隣同士になれるかもだろ?」 白「むー…運、ですか………」 主「そうそう」 白「………そうですね…!それじゃ白雪、神様にいっぱいいっぱいお願いしなきゃです!」 主「お、神頼みか」 白「はいです!」 主「そうだな、それじゃあ俺も一緒に神頼みしとくか」 白「二人で頼めばきっと神様もお願い聞いてくれるですよ!」 主「じゃあ、ついでに一番前にならないようにも頼んどかないとな」 白「白雪は○○くんと隣なら一番前でも良いですよ!」 主「……でも、まあできることなら後ろの方が良いけどな…」 ※へ ②そう思わない 主「うーん…俺は、別に………」 白「えぇ!?なんでですかぁ……」 主「なんでって言われてもなあ……」 白「分かったです……○○くんは白雪のことなんて嫌いなんですね………」 主「いや、待て!違うって、そうじゃなくって……」 白「?…じゃあ、どういうことなんですか……?」 主「だからな、」 ③同じクラスなんだから変りはない(正解) ④心機一転するのも良い ③同じクラスなんだから変りはない 主「席替え自体は別に嫌じゃないし……席が遠くでも同じクラスだったら一緒だろ?」 白「一緒って…何がですか…?」 主「だって別に一生の別れじゃないし、毎日普通に会えるだろ?」 白「それは…そう、ですけど……」 主「休み時間だって普通に遊びに来れば良いだろ?」 白「………でも…」 主「俺も遊びに行くし」 白「○○くんも…来てくれるですか?」 主「ああ。俺だって白雪と話したいしな」 白「絶対、絶対きてくださいよ?」 主「分かってるって。白雪もな」 白「はいです!」 ※へ ④心機一転するのも良い 主「まあさ、新学期だし心機一転するのも良いんじゃないか?」 白「……………」 主「ははっ、そんな顔するなって!一生の別れじゃないんだからさ」 白「はい…そう、ですね………」 ※へ ※ 羽「○○、俺らもクジ引きに行こうぜ」 主「ん、行くか。そんじゃ行ってくるな」 白「あ、はいです!」 白雪との会話を中断させ、羽生治とようやく人気の引いてきた教壇へと向かう。 どうせクジなんて運次第なんだから、早く行っても遅く行っても同じだろう。…多分。 暁「はい、○○くんどうぞ!」 主「お、ありがと」 箱の中に手を入れる。 残りが大分少なくなった箱の中、どれを掴むか悩む。 …が、結局悩んだところでどうにかなるものでもない。 諦めて適当に1枚掴んだ。 羽「お前何番?」 主「ええっと…………お、16番だ。そっちは?」 羽「ん、俺?俺はー………あ、3番…」 黒板の座席表と照らし合わせてみる。 俺の16番は廊下側の後ろから3番目。 うん、まあそんなに悪くはない位置だ。 羽「げっ!」 主「どうした?」 羽「うーわー…マジかよ…」 主「え、何々?もしかして最前か?」 羽「いやさ、それは免れたんだけど…前から2番目。あーもう、勘弁してください!」 主「それはそれはご愁傷様で」 羽「……………ちなみにお前は?」 …なんだろう、この気持ちは。 別に勝ち負けでも何でもないが、不思議と優越感が沸いてくる。 ふっ、…この際だ、思いっきり自慢でもしてやるか。 俺は満面の笑みで答えた。 主「後ろから3番目」 羽「…!!」 主「ま、羽生治くん、2学期いっぱい頑張りたまえ」 羽「うわ、くそ、卑怯だぞ!交換しやがれ、いや、交換してください!!!」 主「いや、卑怯も何もないから。呪うんなら自分の運の悪さを呪うんだな!」 羽「ぐっ……くそっ、何でも良いからそのクジをこっちに渡しやがれ…!」 主「ちょっ、は、離せって…!!」 羽「離さねぇっ…!この命にかけても…!!」 暁「こらそこ!クジの交換と命の無駄使いはダメよ!」 主「ほら、委員長命令だぞ!」 羽「ううっ……」 漸く羽生治のがクジが離れる。 あー…、破かれるかと思った。 暁「クジを引いたら、机を移動させてくださーい!」 その声にクラス中が動く。 主「フッ、それじゃあ達者でな」 羽「ち、ちくしょーーーーー!!!!」 衣「おやおや、大声出して」 驢「可哀相なんだな~」 羽生治の悲痛な叫びが木霊する。 それを聞きつけた衣縫や驢馬山からは同情の声。 うむ…成仏してくれよ。南無三。 白「○○くん、16番だったんですね……やっぱり、離れちゃいました…」 机を移動させるべく席へと戻ると、白雪に話しかけられる。 その表情は沈んでいる。 主「そうだな…やっぱりクジで2回連続で隣って言うのは難しいからなあ…」 白「残念です…」 主「白雪は?」 白「あ、白雪は28番で………」 主「28番な、えーっと…」 黒板の表から28と書かれた席を探す。 主「あー……あそこかあ…」 28と番号がふられている席は窓際の一番後ろ。 16番の俺とは随分と離れている。 ………が、位置的には正直羨ましい限りだ。 白「あうー………」 主「まあ、そんなに落ち込むなよ?」 白「でもぉ…」 主「大丈夫だって!また休み時間とかは話し相手になるから、な?どうせ授業中は話せないんだし…」 白「約束…してくれますか?」 主「もちろん」 白「…絶対、ですよ?」 主「ああ」 白「………じゃあ、白雪○○くんを信じます!離れ離れになっても、ずっとずーっと仲良くしてくださいね!」 主「ははっ、あたりまえだろ、友達なんだから」 白「友達……」 主「そうだろ?」 白「はい…!」 そういうと白雪は無邪気な笑顔を見せる。 …どうやら満足したようだ。 その笑顔に俺も一安心する。 こう言う風に俺の一言一言に過剰に反応を見せるところがとても可愛らしいなんて思う。 そうしてついつい構ってしまいたくなるから不思議だ。 主「さて…」 そうして机の移動を開始した。 主「よし、ここだな」 まずは少し辺りを見渡して確認。 黒板も見やすさ…よし。 それに恐らく先生からは前の人に被ってこちらの様子はあまり見えないだろう。 後ろよりの真ん中…まあ、目立たない位置だからな。 まずまずと言ったところだろうか。 ち「あ、○○が隣なんだー!」 主「お…なんだ垂髪が隣か……」 ち「もう!嬉しいくせにー!よろしくねー!!」 主「はいはい、よろしく」 隣は垂髪か。 これまたうるさい奴に当たったもんだ。 ち「あ、そう言えばさー」 礼「そこ!静かに!」 主「ほら、まだLHR終わってないんだから前向けよ」 ち「ちぇー……」 無事に席替えも終わり、LHRも残り僅か。 教壇では先生が連絡事項などをいろいろと話している。 あ、そう言えば……… ふと、白雪のことが頭を過ぎった。 窓際の一番後ろ。 白雪の席へと目を向ける。 お…目が合った…… 俺と目が合うと、微笑んで小さく手を振ってくる。 俺も同じく小さく振り替えした。 ち「………………」
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/pages/85.html
【休み時間:廊下】 いつも通りの休み時間。 ただちょっと違うのは教室内に普段よりも人が少ないということだ。 衣「お、どうやらこの前のテストの成績が張り出されたみたいですね!」 主「へぇ」 羽「ふーん」 驢「ほぉなんだな~」 衣「………なにやら皆さんノリが悪いですね」 主「…だって、」 羽「なぁ」 驢「僕たちが載ってるわけがないんだなあ」 三人で顔を見合わせ満場一致。 何たって張り出されるのは各学年上位30位までだ。 …まあ俺はこの前日向が山を教えてくれたおかげでかなり点数アップしていたんだけども。 主「………っふ」 衣「………○○くん、何ニヤニヤしてるんですか?」 羽「!!…ま、まさかお前今回は勉強してたのか………!?」 驢「抜け駆けはずるいんだな~」 主「い、いや、違う!断じて違う!!ただの思い出し笑いだ思い出し笑い、うん」 羽「はあ…なんだよ、驚かせやがって………」 衣「そうですよね、○○くんが30位以内なんて………」 驢「ありえないんだな~」 ………なんだかすごく棘のある言い方が、こう…イラっとくるんですが。 確かに30位以内には入ってないけども、ここにいるメンバーの中じゃ一番成績良かった自身はあるぞ。 …言えば色々ややこしいことになりそうだから言わないけども。 言わないけども! …………少し悔しい気がするのは何故なのか。 衣「それにしても皆さん…なんて情けない…!」 羽「ほう、そう言う衣縫は載ってる自身がおありで?」 衣「う゛…そ、それはともかく!ちょっとぐらいは知りたくないんですか!?」 主「何が?」 衣「だーかーら!誰が1位だとか!」 羽「あー…でもそう言うのってもう毎回誰が取るのかなんて分かりきってるじゃん」 主「そうだよなー、毎回毎回同じ顔、常連ばっか」 驢「僕はお腹空いたんだな~」 衣「ああもう!ああ言えばこう言う!!僕は見てきますからね!驢馬山、行きますよ!!」 驢「ブヒッ!?なんで僕がなんだな~」 衣「お黙りなさい!購買でパンでも買ってあげますから!!」 驢「それなら行くんだな~」 いきり立った衣縫とそれにずるずると引っ張られていく驢馬山を見送る。 主「いってらー」 羽「お気をつけてー」 二人が出て行き、更に人気の少なくなった教室内は静かなものだ。 主「うーん、見に行ったところでって感じだけどなー」 羽「だよなあ。どうせ掲示板の前込んでるだろうし、体力の無駄」 主「また結局リヨさんや暁子ちゃん、日向とかが上位なんだろうなあ…」 羽「あの辺は常連だからな」 主「それに比べて俺たちは………」 羽「言うなよ、悲しくなるから………」 主「ふう………」 羽「はあ………」 まだ9月、冬はまだまだ先だというのに心に冷たい風が吹きすさんだ…………。 【放課後、教室】 放課後。 教室からは一人、また一人と人が消えていく。 衣「おや、○○くんはもうお帰りですか?」 主「おう」 驢「僕は部活に行くんだな~」 鳥「あ、○○、暇なんだったら園芸部!見学にこないー?」 主「はいはい、また今度なー」 鳥「なによう、つれなーい!」 何故かしつこく園芸部に勧誘してくる鳥越を軽くあしらいながら荷物をまとめる。 今日はテストの成績も返ってきたことだし……… こんな日はさっさと帰ってうちでゴロゴロしてよう。 …いつもゴロゴロしているような気もしないでもないが。 いや、でも今日のテストの結果は大分良かったからな、誰にも文句は言わせんぞ! 主「それじゃ、またなー」 衣「お気をつけて!」 驢「ばいばいなんだな~」 鳥「次は絶対だかんね!」 【玄関】 ………あれ?あそこにいるのは… 主「暁子ちゃん?」 暁「あ、○○くん………」 靴箱に先客。 鞄を持ち靴を履き替えているあたり、どうやら彼女も今から帰るらしい。 …あれ…………? 主「暁子ちゃんも…今帰り?」 暁「うん、そうだよ?」 主「今日って部活は?」 暁「あ…ちょっと、ね」 主「休み?」 暁「そんなわけじゃないんだけど…少し用事があって…」 主「ふーん、そっか」 暁「○○くんも今帰り?」 主「ああ、一応」 暁「良かったら途中まで一緒に帰らない?」 主「お、帰る帰る……って、良いのか?」 暁「ん?何が?」 主「用事があるんじゃ…?」 暁「あ、ううん、そんなに急ぐわけでもないし…一緒に帰るぐらい大丈夫よ」 主「そっか。じゃ、帰るか」 暁「うん!」 【帰り道】 他愛のない会話をとりとめもなく話す。 ゆっくりと歩く彼女に歩調を合わせつつ、二人並んで歩く。 ふと、彼女が何かに気付いたように足を止めた。 暁「あ…公園………。ね、少し寄って行かない?」 主「え?いいけど………」 …………? 【公園】 暁「わ、ブランコだー!」 公園に入るなり、ブランコを見つけた暁子ちゃんは喜びつつ駆けだした。 普段よりも子供っぽい彼女の行動。 それが微笑ましくて唇が勝手に孤を描く。 俺も後を追うようにブランコのところまで行くと、彼女が乗っている隣のそれに腰掛けた。 暁「公園、誰もいないねー」 主「そうだなー…ま、平日だしな」 暁「ふふ、貸切だね!」 彼女の言う通り、今日の公園は静かなものだ。 時折道路を通る車や人々の話し声、そして遠くの方から微かに騒音が聞こえる。 キィ…キィ… 軋みながら二つのブランコが静かに揺れる。 暁「そういえば、さ………この前の体育祭の時は、本当に有難う、ね」 主「体育祭?」 暁「ほら、お弁当」 主「あ、いえいえこちらこそ、大変美味しかったです」 暁「ふふっ、ありがとう」 主「結構豪華だったしなー…暁子ちゃんって、料理得意だったり?」 暁「うーん…得意ってわけじゃないけど、頑張ったから……………うん、頑張った…だけど、ね………」 主「あ………」 悲しそうに眉を歪める暁子ちゃん。 そうだ。 あの弁当は、本当は俺の貰うべきものじゃなかった。 本当は先生が……… 主「…なんか、ごめん………」 暁「あ、ううん!○○くんは気にしないで!」 主「でも………」 暁「………………」 主「………………」 暁「………ねぇ、」 主「ん?」 暁「○○くんから見て………私って、どんな子?」 主「暁子ちゃんが?」 暁「どんな風に見える?」 主「うーん…そうだな………しっかり者の、頼れるお姉さんって感じ、だな」 暁「頼れる………」 主「うん、何でもこなせるし、その上嫌味もないし………」 暁「…そっか………」 主「暁子ちゃん?」 暁「…でもさ、そういうのって………可愛げ、ないよね…」 主「え?」 暁「私…ダメだな、………どんどん、空回りしてる気がする……」 主「…俺は……そんなこと、ないと思うけど………」 暁「……………」 主「十分、可愛いと思うし…それに、暁子ちゃん、クラスの男子から人気あるぜ?」 暁「……………」 主「ほら、憧れの的って言うか………」 暁「………でも、それって結局は…深く、近づけないってことよね………」 主「…う…………」 暁「………ごめんね、少し…八つ当たり」 主「暁子ちゃん?」 少し、驚いた。 彼女の口から八つ当たりと言う言葉が出たことに。 だって俺の知っている限りの彼女はそういうことをするような人じゃないから。 暁「……………」 主「……………」 暁「私ね、本当はもう……ふられてるんだ」 主「え?」 暁「夏休み中にね………ちょうど、部活の合間…二人きりになれたときに………勢い余って、告白…しちゃったんだ」 主「……………」 暁「それでね…、やっぱり……ダメだった」 主「……………」 暁「やっぱり…私なんかじゃ………ダメだって…、かなわないなぁ、もう………」 主「暁子ちゃん………」 暁「それでもね、体育祭にはもしかしたらって…お弁当作ってきたり………私、諦め…悪いよね………」 主「…それは………仕方ないと思う…そういうのって、そう簡単に諦めきれるものじゃないと思うし………」 そう、諦めが悪いのは俺も同じだ。 今、この瞬間、彼女に同情しつつも少しだけ喜びを感じている自分がいる。 妙に罪悪感が湧いて、後ろめたくなるような。 暁「ありがとう……やっぱり、○○くんは…優しいね」 主「いや…俺は………」 暁「実はね…部活を休んだ理由も、これなの………本当は用事なんてないのに…ずるいよね…」 主「…いや、気持ちは…分かる……」 暁「そう言ってもらえると…少し、楽になるな………」 主「……………」 暁「あの時も………○○くんがお弁当食べてくれたから……救われた気がした」 主「……………」 暁「へへ…ごめんね、何か甘えちゃって………でもね、私…○○くんになら上手く甘えられるの……。何でだろうね?」 主「いいよ、別に…甘えても」 暁「え?」 主「そ、そのさ…俺も……暁子ちゃんには…いろいろ世話になってるし」 暁「ふふふっ………それじゃあ、お言葉に甘えて…甘えちゃおう、かな」 主「どうぞどうぞ」 暁「…ねぇ、○○くん」 主「ん?」 暁「私と………付き合ってくれない?」 主「…え?」 暁「ダメ…かな?」 主「い、いや…付き合うって…その…」 暁「…うん………その、恋人同士って、意味で………」 主「あ…そのー………」 ①OKする ②断る(正解) ①OKする 主「…本当に……俺で、良いのか?」 暁「うん………なんか、こう言うときに言うのって…あれかもしれないけど………今更、なのかな……○○くんの優しさに、気付いたって言うか………」 主「………その優しさに、下心があったとしてもか?」 暁「え?」 主「……………」 暁「…どういうこと?」 主「…俺、暁子ちゃんのこと…好きだったからさ………そう言う目で見て、接してた」 暁「ふふっ、じゃあ…問題ないね」 主「暁子ちゃん…」 暁「私もね、○○くんとだったらちゃんとやっていけると思うの………だから、よろしく…ね?」 主「あ、ああ…こちらこそ」 ※へ ②断る 主「…そう言うのって………良くないんじゃないか?」 暁「どうして………?○○くん、私のこと…嫌い?」 主「違う、そうじゃないんだ…けど…」 暁「なら、問題ないんじゃないかな?」 主「…妥協で付き合うのは、お互いのためにならないと思うし………」 暁「………嫌なら、嫌って…はっきり言ってくれて構わないんだよ?」 主「……………」 暁「○○くん?」 主「…俺は、暁子ちゃんのこと……好きだった」 暁「なら!」 主「でもさ、暁子ちゃんはそれで本当に良いのか?」 暁「え?」 主「俺なんかでさ………」 暁「……………」 主「なあ………」 暁「………うん、○○くんで良いよ……じゃなくて、○○くんが良い」 主「本当にか?」 暁「うん、今の言葉聞いて確信した。○○くん以外ありえないよ」 主「……………」 暁「だって…ここまで私のことを思ってくれる人なんて他にいないもの」 主「暁子ちゃん…」 暁「だから、ね…お願い」 主「……………」 暁「○○くんだけ……ね?」 主「暁子ちゃんが、それで良いなら…」 暁「ありがとう………私、○○くんとだったら……幸せになれると思うの」 主「…うん」 暁「ふふっ、幸せに…してくれる?」 主「ああ、もちろん」 暁「ありがとう…○○くん、大好きだよ」 主「ああ………」 暁「○○くんは?」 主「え?」 暁「私のこと」 主「………」 暁「好き?」 主「…ああ、好きだ」 暁「ふふふっ!」 ※へ ※ 暁「うん!………あ、そうだ」 主「ん?」 暁「付き合ったからには、私のことを呼ぶとき…呼び捨てで良いよ」 主「呼び捨て?」 暁「暁子って」 主「暁子?」 暁「うん、よくできましたー!」 そう言って悪戯に笑う彼女。 その笑顔にはまだ微かに影が見え隠れするけど、その影を俺がいつか取り払おう。 もう悲しませないようにしよう。 そう心に誓った。
https://w.atwiki.jp/ratselhappyroute/
大まかな流れ ★上城 白雪姫★ ◆1章◆-----1-1----1-2----1-3----1-4 ◆2章◆-----2-1----2-2----2-3----2-4 ◆3章◆-----3-1----3-2----3-3----3-4 END-----1 GAMEOVER-----1 ★垂髪 ちさ菜★ ◆1章◆-----ち1-1----ち1-2----ち1-3----ち1-4 ◆2章◆-----ち2-1----ち2-2----ち2-3----ち2-4 ◆3章◆-----ち3-1----ち3-2----ち3-3----ち3-4 END-----1 GAMEOVER-----ち1 ★茨 暁子★ ◆1章◆-----暁1-1----暁1-2----暁1-3----暁1-4 ◆2章◆-----暁2-1----暁2-2----暁2-3----暁2-4 ◆3章◆-----暁3-1----暁3-2----暁3-3----暁3-4 END-----1, GAMEOVER-----暁1 ★有栖川 小兎★ ◆1章◆-----小1-1----小1-2----小1-3----小1-4 ◆2章◆-----小2-1----小2-2----小2-3----小2-4 ◆3章◆-----小3-1----小3-2----小3-3----小3-4 END-----1 GAMEOVER-----小1 ★灰塚 リヨ★ ◆1章◆-----リ1-1----リ1-2----リ1-3----リ1-4 ◆2章◆-----リ2-1----リ2-2----リ2-3----リ2-4 ◆3章◆-----リ3-1----リ3-2----リ3-3----リ3-4 END-----1* GAMEOVER-----リ1
https://w.atwiki.jp/cityofstreamer/pages/208.html
プロフィール 名前 不知火きれ 愛称 きれ 切れ痔 ギャル 西署のやばいギャル 誕生日 年齢とかわかりませんしスタイル シーズン1職業 なし シーズン2職業 西署特殊刑事課 活動者名 不知火きれ Twitter Twitter 配信先 YouTube 配信先 Twitch 基本情報 正義のヒーローになりたくてロサントスに上京してきた暴走少女 仕事以外はSNSで楽しむのが休日の幸せ ロサントス最高!!!!!! ギャル~超カワイイ~~~! バカだから大体許す。 口癖は『ガチ??』『いったんね!』 万年切れ痔 座右の銘は『楽しい人には草も花、いじけた人には花も草』 東署にてふんだる署長に面接をしてもらい「西署は最新の施設です。」の一言で「行きます」の二つ返事だった 現在は西署の問題児、怒られると凹みがち 西署着信音歌唱者 西署以外は全部ざ~~~こ~~! シーズン1の軌跡 無し シーズン2の軌跡 仲が良い人 警察 名前 関係性 ストーリー ふんだる 西署ボス ボスといると楽しいからついてこうと思っている、ちょっときもいけどリスペクトしてる 記入場所 記入場所 記入場所 ア-カイブ タイトル URL
https://w.atwiki.jp/faceless/pages/25.html
作成手順 ○キャラ詳細・シナリオ詳細共に同様です ①メニューからキャラ詳細テンプレもしくはシナリオ詳細テンプレを開く。 ②「編集」を押す。 ➂編集モードになるので中身を全部コピーする。 ④ページ上部の「新規作成」で新しくページを作成する。 ※この作成時のページ名がそのままリンクになるので以下のようにページ名を設定してください。 キャラ名[PL名] タイトル[KP名] 例: ジジ[明] 拷問器官[うー] ⑤➂でコピーした内容を張りつけ、編集、保存する。 (作成、保存後にリンクが正常に作動しているか確認をお願いします) 以上です。簡単でしょ?
https://w.atwiki.jp/aradkettou/pages/74.html
男念 職業紹介・立ち回り解説 基本スキル クイックスタンディング M 魔法クリティカル0orM(好み。覚醒Pと併せて調整) 蹴り上げ 7~M 金剛砕 0orM レベル依存で範囲が増加するので取るならM必須 跳躍 0~3 好みでどうぞ。 不屈 M 取るならM必須 膝蹴り 1orM Mにすれば〆のダメージ稼ぎとなるのでM振りも十分にアリ。 疾風 1 コンボの起点スキルなので1で良い。M振っても火力はお察し 分身 M 必要SPが少なく活用性が高いため削る意味はない。 アルベルトスキル 雷拳 M スキルレベルを上げないと速度・距離が心もとないのでM推奨 ネックスナップ 1~M 4振ればスキル発動硬直が終わり次のスキルを出すころに相手の硬直が終わるので、コンボに繋げる事も出来る。 男念スキル 念弾 M 重要な火力ソース。レベルで大きさが増加するのでM推奨 蓄念砲 M 雷電脚 1orM 再浮かせ用or火力稼ぎ用としてどうぞ。 幻影爆砕 1 このスキルに割り振る余裕はあまりない。 念障壁 M M一択。男念最大のアドバンテージである非常に出の速いスキル。不屈と併せて使うと非常に頼もしいスキルとなる 螺旋 M 防御・火力の底上げになるのでM一択。 螺旋・週 0orM なくても問題はないが螺旋を当てやすくなる。 螺旋・出 0or1 取るなら週の前提の1で良い。ここまでゴミなスキルは今までかつてないだろう。 太陽のカーテン M M一択。火力底上げ・光抵抗増加 息吹 M M一択。念が念たる所以となるスキル。 獅子吼 Ⅿ M一択。中途半端に振っても気絶しないので使いづらい。 練気 好み 装備次第で火力の高さのあまり相手がすぐに起き上がり反撃をもらう可能性あり。 雷鳴 M M必須。移動速度・ダメージ減少があり非常に恩恵のあるスキル 騎虎之勢 M コンボの〆・単発として出が早く高火力の非常に使い勝手の良いスキル。M推奨 覚醒P SPが余れば振る程度 立ち回り 基本はカウンター狙い 念弾でけん制しつついやらしく敵の周りをうろちょろし間合いを詰めて攻める。 横軸を合わせるとやられやすいので、慣れるまでは縦軸か斜めから攻めて疾風、もしくは念壁して疾風。 後はそれっぽく頑張れ コンボ 通常1234してるだけでコンボが続くので、合間に念弾を挟んだりでコンボダメージを稼ぐ。 補正ぎりぎりで蹴り上げで打ち上げて蓄念→蹴り上げでダメージを稼ぐのが定石。 蓄念の代わりに練気や騎虎之勢を使うのも良い。 基本的に雷鳴をするまでは火力が低めの職なので、〆などでダメージを稼いでいきたい。
https://w.atwiki.jp/kenmougames/pages/38.html
VIP板2日間全成績 打順 先鋒 次鋒 中堅 副将 大将 選手名 いちごちゃん 住所不定無職 頭頂部ハゲ 散華桃 ばんくさま 1次予選1回戦 -39 40 52 10 -32 〃2回戦 -9 56 43 -16 8 〃3回戦 4 43 -21 -18 -47 2次予選1回戦 69 16 -31 14 -22 〃2回戦 51 9 -24 -36 20 決勝 -24 -16 -47 58 70 合計 52 148 -28 12 -3
https://w.atwiki.jp/zfssetup/pages/26.html
(編集中) ミラーを作る ミラーを作る 前提 rootでログイン デバイス名確認 ドライブの初期化 パーティション作成 プールにミラーをついか 前提 とりあえずでdisk0の設定が済んでいる その後、事後処理にてrootの設定などが済んでいる ミラー用のHDDが接続され、BIOSで正しく認識されている rootでログイン Login myuser password **** # su password **** 解説:一般ユーザーでログインしてスーパーユーザーになっておく デバイス名確認 とりあえずada0で設定済みだとして追加デバイスがada1だとする ドライブの初期化 # dd if=/dev/zero of=/dev/ada1 bs=1m count=1 解説:ada0の時と同様ada1を初期化する。 パーティション作成 # gpart create -s gpt ada1 # gpart add -s 64K -t freebsd-boot ada1 # gpart add -t freebsd-zfs -l disk1 ada1 # gpart bootcode -b /boot/pmbr -p /boot/gptzfsboot -i 1 ada1 基本的にada0と同じ構成 ようはada0が壊れてもada1が独自にブートできるようにしている プールにミラーをついか # zpool attach rpool /dev/gpt/disk0 /dev/gpt/disk1 pool list -vで確認すること